溶接とモードについて

オリオン溶接機は、最大1台6役のマルチ溶接機

6種類の溶接モードが溶接加工を変えます。

溶接 標準モード

スタンダードモード

STD mode

様々な用途に使用できるモードです。指輪などの溶接や肉盛りや巣埋め修理などに使えます。
 
 
 

溶接 精密モード

マイクロモード

MICRO mode

精密溶接のためのモードです。薄い材料や、精密な場所に最適な溶接を可能にします。従来のアーク溶接機では、できなかった小さな丸カンやデリケートな溶接が可能。

溶接 微細モード

ナノモード

NANO mode

超精密溶接モード。従来難しかった繊細な溶接もアークスポットで可能にしたモードです。50μまでの溶接が可能。繊細な物に適した機能です。最高5ジュールまで出力可能。

溶接 仮着モード

タックモード

TUCK mode

新たに仮着モードが追加されました。銀の仮着も可能のハイパワーモード。ピアスのポスト付けや、タイタックの溶接など従来の溶接では、難しかった作業を快適に変えます。
溶接 ピコモード

ピコモード

PICO mode

200iは新たに、「ピコモード」を搭載。ナノモード以上の繊細な溶接が可能になりました。200iのパワーは、今までできなかった大きなワークの溶接を可能にしました。

溶接ハイパワーモード

ウルトラモード

ULTRA mode

200i/150iは新たに、「ウルトラモード」を搭載。今までできなかった大きなワークの溶接を可能にしました。

オリオンは、パルス-アーク溶接機とタック溶接機が組み合わさったマルチ溶接機です。この組合せにより、今までのアーク溶接で得た加工工場の不満を大幅に解消します。アーク溶接の前に、タック溶接モードで、仮付けができるため、正確な位置への溶接を可能にします。パルスモードでは、4つのモードを搭載(※200iの場合4モード。モード数は機種により異なります。)「スタンダードモード」 「マイクロモード」 「ナノモード」 「ピコモード」溶接のスポットの大きさとパルス幅が違う溶接ができます。従来機だと、スタンダードモードのみなので、細かい作業に不向きでしたが、Orion溶接機は、色々なモードがあるため、繊細な溶接から大きな製品の溶接まで可能にしています。


スタンダード モード

様々な用途に使用できるモードです。溶接や肉盛りや巣埋め修理などに使えます。

パルスアークモード

マイクロ モード

精密溶接のためのモードです。薄い材料や、精密な場所に最適な溶接を可能にします。従来のアーク溶接機では、できなかった小さな丸カンやデリケートな溶接が可能となっています。

精密溶接方法

ナノ モード

精密溶接モード。従来難しかった繊細な溶接もアークスポットで可能にしたモードです。50μまでの溶接が可能。繊細な物に適した機能です。最高5ジュールまで出力可能。。

超精密溶接

タック(仮着) モード

新たに仮着モードが追加されました。銀の仮着も可能のハイパワーモード。ピアスのポスト付けや、タイタックの溶接など従来のアーク溶接では、難しかった作業を快適に変えてくれます。

仮溶接機 仮着機

Orion溶接機を使った、新しい加工方法

オリオンを使って、簡単な製品の取り付けを行っています。。①仮着モードで溶接物にピンを仮着します。→②仮着ができた部分をアークモードでしっかり溶接します。→③Micro(マイクモード)で丸カンを溶接します。

3モードを使った溶接の流れ

連射・連続溶接機能搭載

連射で時間と強度の向上。

高額なレーザー溶接機と同様な連射機能を追加。アークスポット溶接機で不可能とされていた、連射機能が150iには搭載されました。より早く、安定した溶接が可能です。200iは連射溶接以外に、連続溶接機能も装備しています。連射機能と連続機能の違いは、下記の図をご確認ください。※分かりやすく簡略化した図なので、詳しくはお問合せください。

連射モード
連射モード
溶接モードの映像
 
溶接モードの映像

パルス波形オプション装備

 

パルス波形を変えられるオプションです。

高額なレーザー溶接機などに搭載されているパルス波形切替機能を搭載しています。パルス波形を変えられるオプションは、溶接作業を大きく変える大事な機能です。ワンショットの溶接波形を6種類から選択できます。金属に応じて波形を変えることにより、よりスムーズな溶接が可能になりました。パルス波形を変えることにより、溶接点の形成と熱に加わる力を調整することができます。
 

パルス波形と溶接

先端と溶接の関係

 

パルス波形を変えられるオプションです。

ハンドピースの先端には、タングステン針を取付けます。タングステン針は、Orion溶接機で最高のパフォーマンスを発揮できる独自の針になっています。消耗品ですが、1本で2000発程度スパークが可能です。1本500円程度で経済的です。
タングステンの先端形状は、溶接の品質に大きくかかわります。先端が鋭い針状だとスポット径が小さく、溶接深度が高くなります。 先端形状が尖っていなければ、スポット径が広い滑らかな溶接になります。どちらの形状も、溶接方法や素材により使い分けることができます。綺麗な溶接をするには、針のように尖った先端を保つことが大切です。下の写真のように、付属のダイヤモンドホイールで数秒研磨することで、いつでも綺麗な先端を作ることができます。 

先端の研磨
溶接機先端

また通常では使用しませんが、下の図のような先端の角度で溶接することも可能です。

溶接深度

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